2026年4月に本学に着任された倉地先生は、学部では「離散数学」[電気電子回路I」、大学院では「ヒューマンマシンシステム特論」を担当されます。倉地先生に、ご自身の研究と学生たちの印象についてお聞きしました。
倉地亮先生
先生の自己紹介をお願いします。
子供の頃から、身の回りの機械やコンピュータがどのように動いているのかに興味がありました。現在は、自動車に搭載されるコンピュータやネットワーク、情報セキュリティに関する研究をしています。授業や研究を通じて、学生の皆さんには、仕組みを理解し、自分で考え、手を動かしながら学ぶ面白さを感じてほしいと思っています。

先生の専門分野とその面白さを教えてください。
専門分野は、リアルタイムシステムと情報セキュリティです。リアルタイムシステムとは、決められた時間内に正しく処理を行うことが求められるコンピュータシステムのことです。たとえば自動車では、ブレーキ制御やエンジン制御が遅れずに行われることが安全につながります。そのため、安全性、時間制約、セキュリティを同時に考える必要があります。理論だけでなく、実装や実験を通じて、社会で実際に使われる技術につながる点が面白いところです。

最近の研究テーマを教えてください。
最近は、自動車をより安全で賢く使えるようにするための情報技術を研究しています。たとえば、車の中のコンピュータ同士が正しく通信する仕組み、異常や攻撃を見つける方法、安全にソフトウェアを更新する仕組みなどです。自動車は移動手段であると同時に、高度な情報システムでもあります。その安全性と信頼性を高めることを目指しています。

学んだことや身につけたスキルは、卒業後にどのように役立ちますか?
情報工学で学ぶプログラミング、離散数学、データ解析などを通じて、コンピュータを使って問題を解決する力、論理的に考える力、データを読み解く力を身につけることができます。これらの力は、卒業後のさまざまな仕事で役立ちます。
大切なのは、知識を覚えるだけではなく、問題を整理し、原因を考え、実際に解決する力を身につけることです。こうした学びは、仕事だけでなく、物事を客観的に考え、判断する力にもつながります。

名城大学情報工学部の学生たちの印象を教えてください。
名城大学情報工学部の学生には、課題や実験に対して粘り強く取り組む学生が多いと感じています。情報工学の学びでは、最初からすぐに理解できることばかりではありません。うまく動かないプログラムや、思うような結果が得られない実験に向き合いながら、原因を考え、試行錯誤を重ねることで、少しずつ理解が深まっていきます。
その過程こそが、技術者として成長するための大切な経験だと思います。これからも、難しい課題に出会っても諦めず、一歩ずつ着実に学びを積み重ねていってほしいと願っています。

