高校時代からOSS(オープンソフトソフトウェア)でプログラミングを行い、大学ではチャレンジ支援プログラムによる社会活動や多くのハッカソンなどに出場している村松 侑さんにお聞きしました。
高校時代までに頑張ったことや特徴的な活動や成果があれば教えてください。
高校生のころは部活やプログラミングを頑張っていました(もちろん勉強もです!)。部活では、吹奏楽部に参加していました。楽器は、中学生の頃から吹いているアルトサックスをしていました。現在も大学の應援團吹奏楽部にてアルトサックスを吹いています。多くの人たちで音を作り出す吹奏楽はとても楽しいです。
プログラミングでは、高校2年生のコロナ禍にてOSSとして公開されていた「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト」に対してコントリビュートを行ったところからプログラミングの「沼」にはまりました。その後も様々なOSSへのコントリビュートを行っていました。自分が行った変更や新機能が多くの方が利用すると思うととても喜びを感じていました。また、東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトを派生して自身の住んでいた市区町村の新型コロナウイルス感染症対策サイトを作成していました。
情報工学部を選んだ理由を教えてください。
高校生の頃からプログラミングが好きで、将来もこの知識や技術を活かせる職に就きたいと思い情報工学部を選びました。
名城大学を選んだ理由を教えてください。
1番の理由は歴史があり安心して学べると思った事です。また、キャンパスが綺麗で、多くの学部があり、サークルや部活も充実していました。
入学後に受講した科目で印象に残っているもの、頑張ったこと、失敗したことなどを教えてください。
「創造的思考法」の授業が印象に残っています。授業の前半では、様々な問題解決のための思考法を学びました。授業の後半では、授業内で出される特定の問題を解決するために、チームを組み、今まで学習してきた思考法を利用してどのようにして問題解決を行うことが良いかを導き出し、最後の授業で解決方法を発表するというものでした。
私たちのチームでは、授業内で出された問題を解決するためにアプリケーションを用いて解決するのが良いと考え、Figmaを用いてプロトタイプ作成を行い、それを元に発表を行いました。私は、インターンや独自でFigmaを利用したことがあったものの、他のチームメンバーは利用したことがなかったため、1からFigmaの使い方を説明しながらプロトタイプを作成していきました。最終的には、私が何もしなくてもチームメンバーが新規画面を作成できるようになりました。
最後の授業での発表後、最もイノベーティブだったチームはどこだったかという投票があり、投票の結果、私のチームが最もイノベーティブな解決方法だったとなりました。
入学後に正規のカリキュラム以外でチャレンジしたこと、学外も含めて特徴的な活動や成果などを教えてください。
1年生の時に共に選抜された名城大学チャレンジ支援プログラムの活動の一つとして、現在、理工学部との合同チーム(BenefiTech)で大学近くにあるレストランのオーナー(料理研究家)の方と協働し、ITなど様々な手段を利用して、介護が必要な人への料理のデリバリーや子どもたちへの食育など、地域貢献できるサービスの構築を模索しています。
ハッカソンやピッチコンテスト(投資家などの審査員に対して事業計画やアプリケーションをプレゼンテーションするイベント)にも出ているとのことですが?
先日、東京大学で開催された技育展2023(ITエンジニアを目指す学生のためのピッチコンテスト)の決勝大会でファーストラウンドを通過しファイナリストに残りました。受賞したプロダクトは、あとで読みたいと思ったWebサイトを整理してまとめ読み忘れを防ぐアプリ「つんどくん」です。インターンで知り合った関東から関西にまたがる異なる地域に居住する5名のチームで開発し、8月のブロック予選(オンライン)を勝ち抜き、最後のステージまで進めたのは、大きな自信となりました。
学期中の休日はどこで何をしてどのように過ごしていますか?
部活に行くことや、パソコンで何かを制作しています。オンラインプログラミングスクールでのメンター業務をしていることもあります。
長期休暇はどこで何をしてどのように過ごしていますか?
帰省やインターンに参加しています。また、大学の吹奏楽部にて合宿もあるので合宿に参加しています。
将来の夢や人生の目標はありますか?
特定の技術のスペシャリストになりたいというのがあります。私がOSS(オープンソースソフトウェア)からプログラミングを本格的に始めたので大きなOSSのソフトウェアやプログラムを作りたいです。
大学に入学してみて、情報工学の魅力や面白さは何だと思いましたか?
日々、私たちが利用しているPCなど様々なものの仕組みを学ぶことが出来ることが面白いです。また、創造的思考法といった今使われている思考法を学ぶことにより新たな視点でものを見る力がついたと思います。
名城大学に入学して良かったと思うことはありますか?
M-Studioやチャレンジ支援プログラム、単発の講習会など興味がある学生のための機会に対する予算がとても多くとられていると思います。