専門分野
量子コンピュータ
量子アルゴリズム
量子情報理論
量子通信
担当科目(学部)
基礎ゼミナールI
情報工学の世界
情報工学実験I
情報工学実験II
最終学歴
愛知県立大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程 修了
研究課題
線形代数に現れる問題を解くための量子アルゴリズムに関する研究
主な研究業績
非対称量子信号に対する通信路行列計算の簡単化, 電子情報通信学会論文誌 B J105-B(03) 2022年3月
扇形領域の信号点を回転してできる量子信号のグラム行列固有値問題の簡単化, 電気学会論文誌C 142(12) 1253-1261 2022年12月
Bidiagonalization of (k, k + 1)-tridiagonal matrices, Special Matrices 7(1) 20-26 2019年1月
Quantum algorithm for matrix functions by Cauchy's integral formula, Quantum Information and Computation 20(1&2) 14-36(2020.2)
Quantum Algorithms based on the Block-Encoding Framework for Matrix Functions by Contour Integrals, QuantumInformation and Computation 22(11&12) 0965-0979 (2022.9)
主な社会・学会活動
2022年度 量子ソフトウェア勉強会 講師 (量子インスパイアード古典アルゴリズム)
2021年度 量子ソフトウェア勉強会 講師 (量子アルゴリズム各論)
教育・研究に対する取り組み・抱負
■教育に対する取り組み・抱負
学生の知的好奇心や探究心を刺激するような面白い話題を用いて講義をしていきたい。情報工学の内容は、我々の生活を支える基盤技術と関連しており、なるべく具体例を提示して講義をしたい。加えて、どうしたら良い講義ができるのか、その改善を行い続けていきたい。そして、一方的な教育ではなく双方向的な教育ができるように心がけていきたい。
卒業研究では、体験ではなく経験になるような教育をしたい。すなわち、学生自ら考えて学び、学んだことを活かして新たな知見等を生み出し、それを人に伝えることができるようなスキルが身に付く教育をしたい。日々の研究指導や、文献調査や論文執筆、プレゼンテーション等でそのような教育をしていきたいと思う。大学生から大学院生にかけて塾講師として働いてきた。そこで教育は、忍耐力が非常に重要であると肌で感じてきた。根気強さを持って教育活動に取り組みたい。
■研究に対する取り組み・抱負
量子情報科学は、量子力学と情報科学を融合した学際的な学問である。この分野には、量子コンピュータや量子通信、量子暗号などの量子情報技術が含まれている。これらの技術は最近大きな注目を集めていて、実現化に向けた研究開発が日進月歩で進められている。実現が日々迫っている今だからこそ、量子情報技術の利活用に向けた研究を工学的視点に立って一つ一つ堅実に行っていくような研究を行いたい。